血塗られた血液型の歴史とは?

日本では血液型を性格診断に使うことも多いですが、もともとは医学の世界から出てきたものであることは、いうまでもありません。
現代では、違う血液型を輸血すれば死に到る恐れがあることは常識ですが、血液型が発見される以前には、輸血は一か八かのカケのような治療で、多くの人命が失われることとなったようです。

動物の血を使用!輸血の暗黒時代

古代エジプトやローマの時代から、血液には病気回復や若返りの効果があるものと考えられていて、事故などで大量の血液を失った患者にヤギの血を飲ませるなどの治療が実際に行われていたようです。
また、時の権力者の中には、奴隷の血を飲んでいたものも存在すると考えられ、人間の血液には特別な力が宿っているという考えは、多くの国に存在していたようです。。

1667年、フランスのドニという医師が羊の血を貧血と高熱の患者に投与したのが輸血の始まりと考えられています。最初の患者は回復し、続く2例目でも成功したと伝えられています。
しかしその後、強烈な副作用によって死亡する患者が出たため、ドニは逮捕され、輸血という治療方法は禁止となり、以降1世紀以上、この治療法が用いられることはありませんでした。。

その後、1820年代にイギリスの産婦人科医、ブランデルが出血多量で死に瀕している産婦に輸血を行います。当時はまだABO式血液型分類もなく、運を天に任せる輸血であり、輸血を行った患者10人のうち、5人は死亡したという報告が残っています。。

現代では、人間以外の動物の血を輸血することや、異なる血液型を輸血することの危険性は誰しも承知しており、過去に行われたこのような輸血に対しては、背筋が寒くなるような恐怖を覚えるかもしれません。

輸血に革命を起こした人物とは?

1900年にラントシュタイナーによって、はじめて血液にはそれぞれ型があることが発見され、その後の輸血の成功率を大きく向上させる結果となりました。
当時はA型、B型、C型という3区分であったのですが、後にAB型も加わり、さらにC型はO型と名称を変えて今日に到っています。。

また1940年には、彼は弟子とともにRh式の区分も発見しており、まさに血液型の生みの親ともいうべき存在となっています。。

血液型発見の功績により、彼は1930年にノーベル賞を獲得しています。
今日、我々が安心して輸血できるのは、このラントシュタイナーのおかげといえます。

血液の保存が可能に!

1937年には、シカゴで採血した血液を保存する「血液銀行」が設立されました。当時の保存期間は10日間と短いものでしたが、これ以降、血液はあらかじめ保存し、供給することが可能となったのです。。

当初、血液は売買されるのが一般的で、血液を提供する代わりに謝礼を頂くというシステムが確立されていました。
その後、血液提供者が麻薬常習者や感染症患者である可能性が高い人に偏りはじめ、提供される血液の安全性に疑問が持たれるようになっていきました。
このため、血液の提供に謝礼金を出すことを撤廃し、善意の提供者による献血制度へと移行しています。。

血液の検査は日進月歩で進化し、その保存や管理もより安全なものへと進化を続けています。
過去には輸血した血液のせいで肝炎を発症したなどの事例が後を絶ちませんでしたが、現代では感染リスクの少ない、安全な血液を輸血できるようになっています。

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