意外と複雑!血液型遺伝の謎

血液型は、親から子へと遺伝によって伝わるもので、親の血液型の組み合わせで、子供が持つ血液型のパターンが決まってくるのが一般的です。
最も一般的なABO式血液型を例にとってみましょう。

血液型遺伝の基本

簡単に「A型」などと言いますが、これは正確には「A-A」「A−O」といった2つの遺伝子の組み合わせによって構成されています。両親から1つずつ血液型を受け継ぎますが、遺伝子のOは劣性遺伝のため、どちらかの遺伝子がA、Bであれば、そちらの形質が優先され、血液型も「A」「B」となります。

例えば両親がA型とO型だった場合、A型は「A-A」または「A-O」というパターン、O型は「O-O」というパターンを持っています。この両親から1つずつ遺伝子パターンをもらうわけですから、子供は「A-O」または「O-O」という組み合わせとなり、A型、またはO型となるのです。

同じように、「A-B」型と「B-O」型の両親の場合、組み合わせパターンは「A-O」「B-O」「B-B」「A-B」となり、子供の血液型はA型、B型、AB型のうちのどれかとなります。
このように、両親の組み合わせによって子供の血液型のパターンは限られており、両親ともにA型であれば、B型の子供が生まれることはありません。

特に男性では、生まれてくる子供に「本当に自分の子供なんだろうか?」などという疑問を持つ場合も多いようですが、血液型を当てはめてみると、まず間違いなく自分の子であることがわかるでしょう。

パターンに当てはまらない特殊な血液型

ただし、例外もあります。

稀血と呼ばれる、非常に珍しい特殊な血液型も存在します。

AB型の亜種とされる「シスAB型」という血液型が存在します。
通常、AB型とO型の親からAB型の子供は生まれませんが、このシスAB型の場合は例外となります。この血液型を持つ人の子供は、相手がどのような血液型であっても必ずAB型となります。

シスAB型は、血液型を決定する同一の染色体上にAとBの遺伝子が乗っかってしまった特殊なパターンとなります。つまり、通常は「A-B」であるはずのパターンが「AB-AB」といった形をとっているものと考えられ、A,Bの2つの優性遺伝子が子供に遺伝するのです。

また、見た目の血液型が必ずO型となる「ボンベイ型」という血液型があることもわかっています。
通常、血液中にはA、Bの抗原のほかに「H抗原」と言われるものが存在しているのですが、ボンベイ型ではそれがなく、このためA、Bの抗原を表出することができないため、見かけ上はすべて「O型」となるものと言われています。

見かけ上がO型とはいえ、AやBの遺伝子も持っている場合もあります。このため、ボンベイ型人と結婚したら、O型以外の子供が生まれる場合もあります。また逆に、AB型の親からは生まれないはずのO型の子供ができる場合もあります。

検査することが大切

これらの稀血の場合、夫は浮気を疑って妻を責め、妻は身に覚えのない疑惑をかけられて激怒し、大きなもめごとになる可能性もあります。 実際に訴訟になった例も報告されています。
ここまでこじれてしまうと、もはや夫婦関係の修復は困難ですし、何よりも子供がかわいそうですね。

ABO式血液型の遺伝パターンがすべての人に当てはまるわけではない、ということは、あらかじめ覚えておいた方がよいかもしれません。

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